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Text File  |  1996-12-18  |  10KB  |  194 lines

  1.   Fizz XFCNは、HyperTalkには備わっていないファイル処理を行うためのXFCNです。
  2.   HyperTalkでファイルを扱う場合、テキストファイルへのデータ入出力に関してはそれほど不自由しないのですが、ファイルそのものを操作(コピーや削除、リネーム等々)を行おうとすると途端に困ってしまいます。Fizz XFCNを用いれば、それらの多くを解決することができます。
  3.  
  4.   Fizz XFCNは、落合  徹(ちゃい)が著作権を所有しています。自作のスタックなどに利用する場合は、当ドキュメントの「使用上の注意」の項を良く読んでからご使用ください。
  5.   なお、自作のスタック等にインストールする場合は、CitronをHomeスタックへインストールするか、ResEdit等のリソース関連ツールでFizz XFCNをコピーしてください。
  6.  
  7. 【Fizz XFCN】(Version 1.50      CodeWarrior Gold10使用 1996/12)
  8.  
  9. 0.更新履歴
  10. (Version 1.50      CodeWarrior Gold10使用 1996/12)
  11.  ・ファイルのデータフォーク、リソースフォークおよび両フォークのサイズを得る機能を追加
  12.  
  13. (Version 1.40      CodeWarrior Gold9使用 1996/10)
  14.  ・昔作ったCollectFile XFCNの機能(指定フォルダーのファイルやフォルダーのリスト作成)を収録
  15.  
  16. (Version 1.20      CodeWarrior Gold9使用 1996/6)
  17.  ・機能を大幅追加
  18.  ・Citron収録にあたり、PPCネイティブ版も作成
  19.  
  20. (Version 1.00      THINK C使用 1995/6作成)
  21.   初回バージョン
  22.  
  23. 1.使い方
  24.  
  25.   以下に使い方を紹介します。
  26.  
  27.   Fizzは以下の機能を持っています。
  28.  
  29.   ・新規フォルダーの作成
  30.   ・ファイルのクリエータータイプ、ファイルタイプを取得・設定
  31.   ・ファイルのリネーム
  32.   ・ファイルの削除
  33.   ・ファイル作成日時の取得・設定
  34.   ・ファイル修正日時の取得・設定
  35.   ・ファイルのコピー(データフォーク、リソースフォークのみの指定も可能)
  36.   ・指定フォルダーに含まれているファイルやフォルダーのリスト作成
  37.   ・ファイルサイズ(データフォーク、リソースフォークのみの指定も可能)
  38.  
  39.   個別に解説します。
  40. −新規フォルダーの作成
  41. 【形式】 Fizz(NewFolder,フォルダーパス)
  42. 【解説】
  43.  指定したパスに従って、フォルダーを作成します。
  44.  
  45. −ファイルのクリエータータイプ、ファイルタイプを取得
  46. 【形式】 Fizz(GetType,ファイルパス)
  47. 【解説】
  48.  指定したファイルのクリエータータイプとファイルタイプを取得します。
  49.  結果は、「ファイルタイプ,クリエータータイプ」の形で返されます。
  50.  
  51. −ファイルのクリエータータイプ、ファイルタイプを設定
  52. 【形式】 Fizz(SetType,ファイルパス,ファイルタイプ,クリエータータイプ)
  53. 【解説】
  54.  指定したファイルのクリエータータイプとファイルタイプを設定します。
  55.  タイプ指定は省略出来ません。
  56.  
  57. −ファイルのリネーム
  58. 【形式】 Fizz(Rename,ファイルパス,変換ファイル名)
  59. 【解説】
  60.  指定したファイルの名称を、変換ファイル名に指定した名称に変更します。
  61.  
  62. −ファイルの削除
  63. 【形式】 Fizz(Delete,ファイルパス)
  64. 【解説】
  65.  指定したファイルを削除します。
  66.  
  67. −ファイル作成日時の取得
  68. 【形式】 Fizz(GetCrDate,ファイルパス)
  69. 【解説】
  70.  指定したファイルの作成日時を1904年1月1日からの秒数で返します。
  71.  これで得た値をHyperTalkのconvertコマンドを用いて変換する事で、普通の日時を得ることが出来ます。
  72.  
  73. −ファイル作成日時の設定
  74. 【形式】 Fizz(SetCrDate,ファイルパス,日時指定)
  75. 【解説】
  76.  指定したファイルの作成日時を1904年1月1日からの秒数で設定します。
  77.  HyperTalkのconvertコマンドを用いて秒数に変換する事で、普通の日時をこのコマンドで用いる日時指定に変換することが出来ます。
  78.  
  79. −ファイル修正日時の取得
  80. 【形式】 Fizz(GetMdDate,ファイルパス)
  81. 【解説】
  82.  指定したファイルの修正日時を1904年1月1日からの秒数で返します。
  83.  これで得た値をHyperTalkのconvertコマンドを用いて変換する事で、普通の日時を得ることが出来ます。
  84.  
  85. −ファイル修正日時の設定
  86. 【形式】 Fizz(SetMdDate,ファイルパス,日時指定)
  87. 【解説】
  88.  指定したファイルの修正日時を1904年1月1日からの秒数で設定します。
  89.  HyperTalkのconvertコマンドを用いて秒数に変換する事で、普通の日時をこのコマンドで用いる日時指定に変換することが出来ます。
  90.  
  91. −ファイルのコピー(データフォーク、リソースフォークのみの指定も可能)
  92. 【形式1】 Fizz(FileCopy,ファイルパス,ファイルパス2)
  93. 【形式2】 Fizz(DataForkCopy,ファイルパス,ファイルパス2)
  94. 【形式3】 Fizz(ResForkCopy,ファイルパス,ファイルパス2)
  95. 【解説】
  96.  指定したファイルを、ファイルパス2で指定した位置にコピーします。
  97.  形式が3通りあり、形式2ではファイルのデータフォークのみ、形式3ではリソースフォークのみ、形式1では両フォークともコピーします。
  98.  
  99. −指定フォルダーに含まれているファイルやフォルダーのリスト作成
  100. 【形式1】 Fizz(Collect,フォルダーパス,ファイルタイプ,クリエータータイプ)
  101. 【形式2】 Fizz(CollectFolder,フォルダーパス,フォルダーフラグ)
  102. 【解説】
  103.  指定したフォルダーに格納されているファイルやフォルダーのリストを作成します。リストは、各行1ファイル(あるいはフォルダー)名称の形で格納されます(フルパス表記で格納されるのではなく、名称のみが格納されます)。
  104.  形式は2通りあり、形式1ではファイルリストを返します。ファイルタイプ及びクリエータータイプに半角4文字のタイプを指定すると、そのタイプに合致したファイルだけがリストアップされます。省略した場合はタイプチェックは行いません。
  105.  形式2では、フォルダーに含まれているフォルダーを返します。フォルダーフラグにtrueを設定すると、各フォルダー名称の先頭に「:」(半角コロン)を付加します。
  106.  
  107. −ファイルサイズ(データフォーク、リソースフォークのみの指定も可能)
  108. 【形式1】 Fizz(FileSize,ファイルパス)
  109. 【形式2】 Fizz(DataForkSize,ファイルパス)
  110. 【形式3】 Fizz(ResForkSize,ファイルパス)
  111. 【解説】
  112.  指定したファイルのサイズを得ます。
  113.  形式が3通りあり、形式2ではファイルのデータフォークのみ、形式3ではリソースフォークのみ、形式1では両フォーク合計のサイズを返します。
  114.  
  115.   ここまでの使用でFizz呼び出し時に返される可能性のあるエラーメッセージは以下の通りです。エラーが起きた場合は、以下のリストの通り、先頭に「Error:」が付加されています。
  116.  
  117.   Error:Missing parameters  (パラメーターが無い)
  118.   Error:Missing command  (コマンドが無い)
  119.   Error:Syntax invalid  (文法に誤りがある)
  120.   Error:Missing File path  (ファイルパス、あるいはフォルダーパスが無い)
  121.   Error:Missing change after name  (変換ファイル名が指定されていない)
  122.   Error:Too many parameters  (パラメーターが多すぎる)
  123.   Error:Both name was the same!  (元のファイル名と変換ファイル名が同じ)
  124.   Error:Both paths is the same!  (コピー元と先のパスが同じ)
  125.   Error:Missing setting date & time  (設定する日時指定値が無い)
  126.   Error:Missing Destination file path  (ファイルパス2が指定されていない)
  127.   Error:Missing file type  (ファイルタイプが無い)
  128.   Error:Missing creater type  (クリエータータイプが無い)
  129.   Error:File operate is abnomal end , OS Error code: エラー番号  (ファイルマネージャーエラー)
  130.   Error:File list making is abnomal end. (OS Error code: エラー番号  (ファイルリスト作成時にエラー)
  131.   Error:Folder list making is abnomal end. (OS Error code: エラー番号  (フォルダーリスト作成時にエラー)
  132.  
  133. 8.XCMDバージョン
  134.  
  135.   以下の方法で、Jasmineのバージョンを調べることができます。
  136.  
  137.     Fizz(XCMDVersion)
  138.  
  139.   the resultによって以下の書式のメッセージが取り出せます。
  140.  
  141.     Fizz XFCN Version *.** by -Chai-
  142.     Fizz XFCN PPCVersion *.** by -Chai-      (Power Macintoshバージョンの場合)
  143.  
  144.   4ワード目(*.**と表わしたところ)に必ずバージョンナンバーが格納されているので、チェックする場合はそれを対象にしてください。
  145.  
  146. 9.Fizzの使用上の注意
  147.  
  148.  Fizz XFCN 1996 (C) Copyright 落合  徹(ちゃい)
  149.  
  150.   当パッケージを使用してトラブルが起こった際に、本項を読んでいないといった理由は一切受け付けることはできません。内容主旨を理解したうえでご使用ください。
  151.  
  152.   再配付を行なう様な場合は許可を取ってください(店頭での配付や、他ネットでの配付も含む。有料・無料どちらの場合もお願いします)。
  153.   個人的使用、およびそれに準ずる範囲内を越えた利用の際は、次項の注意をよく理解した上で使用してください。
  154.  
  155.   当パッケージを使ったことによって生じた直接、間接の損害については、権利者および配付者は一切の責を負わないこととします。あくまで使用者の責任の範囲で運用を行なってください。
  156.  
  157. 10.XCMD/XFCNの使用上の注意
  158.  
  159.   当XCMD/XFCNの著作権その他の権利は落合  徹(ちゃい)が所有しています。無断で外部使用することを禁じます。この項の説明はstart usingなどで間接的にXCMD/XFCNを使用する場合(Citronでの利用)も、同じ扱いとします。
  160.  
  161.   Citronの登録ユーザーの方は、個人的使用、およびそれに準ずる範囲内で、自由にご使用ください。
  162.   PDSその他等で配付する場合は以下の通りとなります。いずれの場合も、配布者はCitronの登録ユーザーである必要があります。
  163.  
  164.   ・フリーウエアに収録して配付の場合は、原則として無料で許可を出します。
  165.   ・シェアウエアもしくはそれに準ずる形式の配付の場合は(あるいはフリーウエアでも有償にて配付する場合)、XCMD使用料(配付ソフト一種につき¥5000)をいただきます。
  166.   ・業務目的で使用する場合、利益を生む配付(市販も含む)を行なう場合は別途ご相談ください。XCMD使用料およびライセンス料をいただきます。
  167.  ・収録せずに利用する場合、すなわちstart using等でCitronに収録されたXCMD/XFCNを呼び出す場合は、上3項目に該当しません(つまり、無料ですし、連絡の必要もありません)。ただし、当然ながらXCMD/XFCNを使用するソフト(配布ソフト)のユーザーがCitronの登録ユーザーである必要があります。
  168.  ・当XCMD/XFCNを収録したフリーウエア/シェアウエア(もしくはこれらに準ずる形式の配布形態)を雑誌等の媒体にて配布する場合、シェアウエアもしくはそれに準ずる形式の配付とみなして、配布ソフト作成者あるいは配布者(雑誌等の媒体)より、XCMD使用料(配付ソフト一種につき¥5000)をいただきます。ただし、シェアウエアもしくはそれに準ずる形式の配付として既にXCMD使用料をいただいている場合は、二重に支払う必要はありません。
  169.  
  170.   連絡を取る場合は、2日〜1ヵ月の余裕をみておいてください。
  171.   無断使用が発覚した場合、賠償請求させていただくことがあります。
  172.  
  173.   どの場合もドキュメント等の目立つ場所に、以下の項目を記載してください。
  174.   文章スタイル等は変更なさってもかまいません。
  175.  
  176. ・Fizz XFCNの著作権その他の権利は落合  徹(ちゃい)(Nifty:QGA01617)が所有しています。
  177. ・Fizz XFCNを自作スタック等に使用なさりたい場合は、Nifty-Serve FMACHYPよりCitronスタックを入手し、登録した上でご利用ください。
  178. ・Fizz XFCNを使ったことによって生じた直接、間接の損害については、XCMD作者および配付者は一切の責を負わないこととします。あくまで使用者の責任の範囲で運用を行なってください。
  179. ・無断使用が発覚した場合、賠償請求させていただくことがあります。
  180.  
  181.   あるいは、
  182.  
  183. ・Fizz XFCN 1996 (C) Copyright 落合  徹(ちゃい)
  184.  
  185.  だけでも結構です。こちらの場合、ドキュメント及びスタック等の作品のアバウト表示の両方に入れて下さい。
  186.  
  187. 動作チェック環境
  188.   漢字Talk 7.5.3
  189.   HyperCard 2.3J
  190.   QuickTime 2.5E
  191.   Power Macintosh 8100/80AV,Macintosh LC630,Power Macintosh PowerBook 5300cs
  192.  
  193.   漢字Talk7以降なら、動作するものと思われます。
  194.